機動的に動けるのも1000通貨だからこそ
たとえばこんなシーンを想定してみる。
100円で買った米ドル/円のポジションが、いい感じで上昇して100円50銭(目標価格の半分)まできた。
「でも、このまま上げ続けるかどうかはわからない。ここが天井で、このあとは下げるかも……。でも、1円幅くらいの利益は欲しいし……。 あ〜、もうどうしたらいいのかわからないっ!」
なんて、チャートを前にして逡巡するのはよくある話。
こうしたケースで使えるのが「半分リカク・半分継続」戦略だ。持っているポジションのうち、半分は迷ったときに利益を確定しておき、残り半分はさらなる上昇を期待して残しておく。
こうすると、迷ったところを頂点に買値まで下げてしまっても、そこで損切りすれば収支トントンだし、 うまく上がってくれれば、残した半分は大きな利益が期待できる。優柔不断な人に便利な戦略なのだ。
でも、この戦略には問題がひとつある。最低取引単位が1万通貨単位のFX会社を使っていて、 「トレードはいつも1万通貨単位ですよ!」という人は、「半分リカク」ができないのだ。全部リカクするか、全部継続して様子見するしかない。
ところが、1000通貨単位で取引できるFX会社を使っていたら、1万通貨トレードをしていても「半分リカク」が可能だ。5000通貨ずつ決済することができる。 2単位以上のポジションがあればこの戦略は有効なので、潤沢な資金がある人であればその限りではないが、1000通貨単位のほうが機動的に動けることは間違いない。
複数回に分けて利益を伸ばす戦略もあり。もちろん、戦略は「半分」に限らない。応用編として、複数回に分けてリカクのポイントを少しずつずらしていくこともできる。
3分の1をまずリカクして、少し上昇したところで残り3分の1をまたリカクして、最後の3分の1は損切りにかかることも覚悟して、めいっぱい利益を伸ばしてみる、なんてことも。 この段階では、すでに3分の2はリカク済みなので、最後の3分の1は損切りにかかっても、さほど打撃はないはず。精神的にも落ち着いて利益が増えるのを待つことができる。
ただし、自分が設定した目標に対し、あまりにも早くリカクしてしまうのもせっかちすぎる。2回に分けるなら目標の半分くらい、3回なら3分の1くらいなど、目安はもっておくようにしよう。 FXでは、できるだけ利益を伸ばすことが勝つためのポイントとなる。でも、それがわかっていても、目先の利益を確保したくて、早めのリカクになりがち……。
そんな人は1000通貨トレードを活用して、まずは2000〜4000通貨のポジションを持とう。そして、「半分リカク」でやってみるべし。




