1万通貨単位の取引はなぜ危険か
どうして初心者には1000通貨単位での取引がいいのでしょうか。その理由をここで考えてみたいと思います。
FX取引には、様々なリスクが存在しています。その中でも一番重要なのが、為替レートの変動によるリスク(レートリスク)です。 例えば、円を売ってドルを買う場合で考えてみましょう。1ドル=100円の時に1万通貨単位で買ったとします。
買った段階での1万ドルの値打ちは100万円です。しかし、為替レートは24時間変動し続けますから、1週間後には1ドル=102円になっているかもしれません。 あるいは、1ドル=95円に暴落していることも考えられます。もし95円になっていれば、その時の1万ドルの値打ちは、95万円にしかなりません。 買った時との差額は5万円。つまり、5万円の損失が出たことになります。これがレートリスクです。
もしこれが大きな利益を狙って、10万ドル買っていた場合を考えてみてください。 1ドル=102円になっていれば、20万円の利益を生みますが、反対に1ドル=95円になっていれば、50万円の損失です。 このぐらいの額ともなれば、ベテランの人といえども、為替レートのほんの少しの変化に気をもむことでしょう。 まさにFX取引はハイリスク・ハイリターンの世界なのです。
では、1万通貨単位の取引ではなく、1000通貨単位の取引だったらどうなるでしょうか。 1ドル=100円の時に1千ドル買えば、1千ドルの値打ちは10万円です。 これが1ドル=95円になると、1千ドルの値打ちは9万5千円に下がりますが、損失はたったの5千円ですみます。
大きな利益に目がくらむと、ついつい大きなリスクを冒し再起不能な損失を被るものです。 特に、FX取引の世界で戦う知識も経験もない初心者の場合がそうです。FX取引に損失は付き物です。 小さな損失であれば次の取引で取り戻せます。 しかし、上の例のように5万円、あるいは50万円というような損失を初心者が被ればどうでしょうか。 容易に取り戻せる額とは言えないはずです。
損失を被らないように、そして、たとえ損失が出ても大きくならないようにするためには、それなりの知識や経験が必要です。 リスク管理をきちんとできない者に大きな利益がもたらされるほど、FX取引は甘いものではありません。 その意味で、1万通貨単位の取引ではなく、1000通貨単位の取引をお勧めするのです。 リスクを少なくしてFX取引の経験値を高め、まずはFX取引の世界で戦える力と自信をつけることが、大きな利益への一番の近道です。




